シェイクスピアの謎20　本当の作者候補者 ダービー伯


1561 ロンドンに生まれる。ランカシアにある領地、レイソム・ハウスで1560年に生まれたという説もある。父親のストレンジ卿ヘンリー・スタンレーは、1672年に第4代ダービー伯となる。母親はマーガレット・クリフォードで、ヘンリー７世の曾孫。少年時代をウォリックシアのメリデン・マナーですごす。
1572 11歳 兄フォーディナンド、および一歳下の弟とともにオックスフォード大学セントジョンズ・カレッジに入学。弟は夭折
1582 21歳 海外旅行の許可をもらう。家庭教師、リチャード・ロイドとともに、フランシス、スペイン、イタリア、地中海諸国をめぐる。一説によれば、さらに足を延ばしたといわれる。
1589 28歳 帰国。ランカシアに戻る。演劇および一族のかかえる劇団に専念するようになる。
1593 32歳 一族の領地、マン島の知事に任命される。9月25日。父親が死亡。ファーディナントが第5代ダービー伯になる。
1594 33歳 リンカンズイン法学院で法律を学ぶ。4月16日ファーディナントが死亡。うわさによれば、彼がイエズス会の密使を裏切ったため、イエズス会によって毒殺された。ウィリアムが第6代ダービー伯となる。ファーディナントの未亡人と、財産をめぐって訴訟がおきる。決着までに数年がかかり、双方に破滅的損害をもたらす。この訴訟にはフランシス・ベーコンが関与した。
1595 34歳 1月26日第17代オックスフォード伯の娘、エリザベス・ド・ヴィアと結婚。式は女王の臨席のもと、グルニッジ。パレスで行われた。
1597 36 歳宮廷とロンドンから離れ、ランカシア周辺に散在する領地の管理にあたる。
1599 38歳 サウサンプトン伯。ラトランド伯とともに指名を受け、エセックス総督のもとで、アイルランド制圧に参加することがきまる。ただし、イングランドを離れた形跡はない
1601 40歳 4月23日。ガーター勲位を受ける。枢密院の顧問官となる。
1607 46歳:ランカシアおよびチェシアの州知事となる。1月31日長男のジェームズ、ノウズリーで生まれる。
1608 47歳:アイルランドへ派遣する軍隊の訓練と現況について報告する。
1609 48歳:
1610 49歳:ジェームズ１世の長男ヘンリーのプリンス・オブ・ウェールズ就任式で司会をつとめる。
1611 50歳
1612 51歳1593年以来イングランド国王が行使してきたマン島の王権が、ダービー伯に返還され、ウィリアムは夫人とともに統治にあたる。
1617 56歳ウェールズの顧問官となる。
1626 65歳:長男ジェームズ（ストレンジ卿）が、フランシスのラ・トレモワイユ伯の娘、シャッロットと結婚
1627 66歳:ダービー伯爵夫人、客死する。ストレンジ卿ジェーム、マン島の統治権をひきつぐ。このころすでにウィリアムは引退し、千ポンドの年金暮らしに入る。
1642 81歳：9月29日。81歳で死去